予後不良の難病になった件。ある日突然、全身性エリテマトーデスとシェーグレン症候群になりました。

SLE(ループス腎炎Ⅳ),シェーグレン症候群発症。記録と日々のブログ

自己免疫疾患研究班・全身性強皮症研究班 合同開催 医療講演会(自分メモ)

f:id:kinana_blog:20211219223329j:plain

 

この前行われていた講演会の自分メモ( ..)φ

 

【小児SLE】

・抗DNA抗体は未変性DNAに対する抗体を測定する必要があり、
抗dsDNA抗体で測定する。
・血清補体値の低下はループス腎炎の存在や進行を示唆しており、
著しい低補体血症はSLEの高い疾患活動性を反映している。
尿検査では、定性のみでなく、尿蛋白定量および沈渣まで行って、細胞円柱の有無を確認する必要がある。

・SLEは赤沈価は亢進してもCPRは基本的に陰性である。
CRP陽性の場合は、SLEに伴う漿膜炎や髄膜炎、関節炎、ループス腸炎がない限り感染症の併発を考慮。


・大腿骨壊死は、高用量ステロイド使用中の比較的早い時期から発生するため、
股関節に違和感を感じた際にはMRIを行い、必要に応じて免荷を徹底させるなど日常生活を指導

 


・生命予後は伸びているが、臓器障害は増加傾向
(最初はSLE自体からくる障害。時間の経過とともに薬剤による臓器障害)

 

・目標)薬の副作用を抑える、ことも重要

 

ステロイドによる長期免疫抑制をしない
⇒目指すべきは、免疫抑制剤を併用してステロイドゼロを目指す

 

------------------

【シェーグレン症候群】
新生児ループス

抗SS-A抗体(+)女性の妊娠における新生児ループス【心病変】の発症予防効果について
ヒドロキシクロロキン使用群→ 発症率が1/3に減少

 

------------------